Track Arcv(トラックアーカイブ)のチェーンの伸び修正
Track Arcv(トラックアーカイブ)に乗りはじめて約100km。
たまにギア飛びが起こるようになってしまいました。
チェーンを見ると、たるんでいます…
最初はリアタイヤを固定しているナットの締付けがあまくて、ナットとスリットの位置がずれたのかなと思いました。
しかし、ずれた形跡は無し…
どうやらたった100km走っただけでチェーンがのびてしまったようです。
チェーンの伸びを測定
チェーンチェッカーという道具をつかうと、チェーンの伸びがOKかNGか一発でわかります。
しかしノギスをつかえば簡単に正確なチェーン伸び量を測ることができます。
ノギスは何かと使えるので、一家に一台あると便利ですよ。
・チェーンの伸び
チェーンのピン間隔(ピッチ)はJISで12.7mmと決まっていて、どのメーカーも同じです。
このピッチが初期の12.7mmからどれくらい変わったかを測れば、チェーンの伸び量がわかります。
ただ、ピッチはピンの中心から隣のピンの中心までの距離なので、測ることができません。
そこで下の写真の長さをノギスで測って、計算することでピッチを求めます。
(ピッチ)={(測定箇所の長さ)+7.8}÷{(測定箇所の中にあるピンの数)+1}
精度を出すため、測定箇所はできるだけ長くしたほうが良いです。
下の写真の場合、
・測定箇所の長さ 132.4mm
・測定箇所の中にあるピンの数 10個
だったので、
(132.4mm+7.8mm)÷(10+1)=12.745mm
・チェーンの伸び率
チェーンの伸び率は下の式で計算します。
(伸び率)={1-12.7÷(ピッチ)}×100
実際の数字を当てはめると…
{1-(12.7mm÷12.745mm)}×100=0.35%
この伸び率が1%を超えると、チェーンの交換時期です。
あっという間に基準値の1/3まで伸びてしまったようですね。
漕ぎだしでチェーンに大きな力がかかってしまう、シングルギアの宿命でしょうか。。
ノギスがない場合の測りかた
チェーンチェッカーもノギスもない!という場合は、下の写真のように定規で測るのはどうでしょうか。
誤差はかなり大きくなるので、30cm定規をつかって長い距離を測ったほうが良いです。
(ためしたことはありませんが…)
チェーンの張りを調整
ディレーラーのバネの力でチェーンを張っているロードバイクと違い、シングルギアの自転車は工具を使ってチェーンの張りを調整する必要があります。
具体的にはリアタイヤを固定しているナットをゆるめて、タイヤを後ろに引っぱります。
※リアタイヤのナットつけ外しはフリーギア交換のページを参照
まとめ
Track Arcv(トラックアーカイブ)に約100km乗っただけで、チェーンが0.35%も伸びてしまいました。
私の乗りかたがおかしいのか、乗りはじめはこれくらいチェーンが伸びるものなのか…
定期的にチェーンの伸びをチェックしていこうと思います。
※シングルギアの自転車は、チェーンが伸びるとすぐ気づくので、メンテはしやすいです。