メカニカルキーボードがいい!

FILCOのキーボードを職場で愛用している。
私はメカニカルキーボードが好きだ。

キーの押し心地がいい。
しかしそれよりもメカニカルキーボードは頑丈で、長持ちするというから好きだ。
道具はシンプルで寿命がながいものがいい。

キーボードのキー機構の種類

メンブレン方式
キーの下に接点シートがあり、キーを押すとそのキーに対応した回路がつながる。
安いが、一ヶ所故障するとキーボード買い換えになる。
押したキーを戻すのにシリコンの弾力を使用しており、ずっと使うと、もどる力がよわくなるといわれている。
また、キーの中央を押さないと反応しないことがある。

以前、メンブレン方式のキーボードを使用したときは、キーを押したつもりで押せていないことが多く、ストレスを感じた。

パンタグラフ方式
ノートPCによく使用されるキー機構。
電車のパンダグラフのような構造と、メンブレン方式を組み合わせている。
この方式は、キーボードを薄くすることができる。
パンタグラフ部分がこわれやすいといわれる。
メンブレン方式のデメリットも合わせ持つ。
パンタグラフ構造により、キーの端を押してもしっかり反応する。

メカニカル方式
キー1つ1つにスイッチがあり、スイッチの接点がつながることで押したことを検知する。
スイッチ部自体の耐久性が高いうえ、押し心地がよい。
スイッチ部が故障した場合は、そのスイッチだけ交換することができる。
ただしキーボードの値段は高い。

静電容量無接点方式
キーの下のバネが縮むことによる静電容量(電気をためておける量)の変化を検知する。
ほかのキー機構と異なり、電気回路を接触させて電気を流しているわけではないため、寿命が長い。
また、高速入力に適している。
値段はメカニカル方式よりもさらに高い。

キーボードのキー機構、どれがいい?

私は寿命がながいものを使いたかったので、メカニカル方式か静電容量無接点方式の2択だった。
どちらの寿命が長いか?

メカニカル方式はスイッチの接触部分が摩耗して寿命をむかえると思われる。
スイッチ部分を専用メーカーがつくり、それをキーボードメーカーが搭載することが多いようだ。
スイッチ部分で有名なのはCHERRY社のMXスイッチ。
黒軸、青軸、茶軸、赤軸など、いろいろな押し心地のラインナップがある。
キーの耐久性は5000万回以上!

静電容量無接点方式は回路の接触部がないためスイッチ部の寿命が存在しない。
が、バネやシリコン部はあるため、そこが壊れたりへたったりすれば寿命となる。
有名なのは東プレのREAL FORCEなど。
キーの耐久性は3000万回以上とのこと。

数字だけくらべるとメカニカル方式のほうが長寿命に見える。

ちなみにメンブレン方式は500万回~1000万回くらいの耐久性という意見が多い。

5000万回とはどれくらいなのか。

耐久性が5000万回だとして、どれくらいのペースでキーを押すと寿命をむかえるのか。

<仮定>
 使用期間:10年
 出勤日:月に20日
 時間:キーボード作業を1日に8時間

ざっくりだが、上の仮定だと…
1分間に43回が限度!

日本語だと「A」「I」「U」「E」「O」を押す回数が多い。
しかし1分間に43回も押すだろうか。
いやきっと押さない。

…ということは10年以上は余裕で使えそうだ。

FILCOのメカニカルキーボード(赤軸)に決定!

メカニカル方式、静電容量無接点方式のどちらも長寿命。
ラインナップ豊富で、どちらかといえばまだ安いメカニカル方式に決めた。
メーカーはメカニカルキーボードで有名なFILCO(ダイヤテック)にした。

店舗でさわったスイッチの種類の印象は下のとおり。

 黒軸 :重い。スイッチ感はない。
     仕事でずっと使っていると疲れるかも。

 青軸 :キーボードを押すたびに「カチッ」という音がする。
     自分は気持ちいいが、まわりの人にはたぶんうるさい。

 茶軸 :青軸ほどではないが、少し「カチッ」という音がする。
     これくらいなら大丈夫か…?

 赤軸 :黒軸を軽くした感じ。「スコスコ」というイメージ。
     このなかでは一番しずか。

スイッチ感が気に入り、茶軸と赤軸でなやんだが、しずかさ重視で赤軸に決定。
これが正解だった。
赤軸でも職場がしずかなときは「スコスコ」という音が気になるのだ。
ただ、赤軸はスイッチ感がないので、しずかにキーを押せば音をおさえられる。

2017年1月にテンキー付き赤軸を10270円で購入。
今は少し値段が上がって12000円くらいのようだ。

FILCOのメカニカルキーボードを3年使用してみての感想

仕事でけっこう長い時間使用しているが、問題なし。
3年たっても表面がテカってきた以外は劣化は見られない。
満足している。

【メリット】
・押し心地がいい。キーボードを押すのが楽しくなる。
・押しまちがいが少なくなった…気がする。

【デメリット】
・まわりがしずかなときは「スコスコ」音がすこし気になる。
・キーボード自体がおもい。逆にいえばキーボードが動きにくいので安定してタイピングできる。

よごれてきたので近いうちにメンテナンスしよう。

2020年4月27日未分類キーボード, メカニカル, 赤軸

Posted by sansyo