LAST CROPS(ラストクロップス) TONGUEの経年変化
LAST CROPS(ラストクロップス)のコインケース、TONGUEです。
「タング」と読むようです。
ベロのような形状からTONGUEと名付けられたとのこと。
焼肉でおなじみの「タン」ですね。
ちなみにLAST CROPSはWILDSWANS(ワイルドスワンズ)から独立したという経緯があり、似たような製品を扱っています。
10年、20年後も使い続けられる財布をつくるというコンセプトで出発したWILDSWANS。
ウワサでは、使いやすさを重視して革を薄くしたことに危機感を抱いた創業者のひとりが、LAST CROPSとして独立したとか。
(正確なことはわかりませんが)
私は両方の財布を使っているため、どちらの財布もすばらしいことを知っています。
どちらかといえばLAST CROPSは、使いやすさよりも革の厚さや質感重視の革マニア向け。
WILDSWANSは多くの人に勧められる、ある意味商売上手な印象を持っています。
・LAST CROPS…こだわりのラインナップ、厚い革、丸みを帯びたデザイン
・WILDSWANS…ラインナップ多い、HP充実
「10年、20年後も使い続けられる」というコンセプトにも共感しますし、創業者と出身が同じなので、私は両方のメーカーを応援しています。
購入時
2011年にコインケースのTONGUEを購入しました。
見てください、薄ピンクがかった真っ白なヌメ革…
触ることに罪悪感を感じてしまいそうです。
この状態ですぐに使い始めずに、日焼けをしたり薄くオイルを塗ると、色がついて汚れが目立ちにくくなります。
ただ、当時の私は、日焼けなんて邪道!とそのまま使い始めたのです。
2年後
いい色になってきていますね!
…
…
…ん?
…
…雨染みがっ!!!
突然の雨に降られて大事なTONGUEを濡らしてしまったのです。。
この日は心の中で泣きました。
<大事な財布を雨から守る方法>
①折りたたみ傘を常に持ち歩く
②財布を入れられる防水の袋(ジップロックが使いやすい)を持ち歩く
また、もし革を濡らしてしまったら、一度全部水につけてしまうのも手です。
私の財布のように、濡れたところと濡れていないところの境目が目立つので、それなら全部濡らしてしまえ!ということです。
いざやるとなったら怖くて手が震えそうですが…
5年後
色がさらに濃くなり、全体的にテカテカしていますね。
しかし、雨染みが(ry
9年後
色がさらに濃くなりました。
サクサクのクッキーのような色で、なんだかおいしそうです。
雨染みはぜんぜん消えませんね…
三つ子の雨染み百まで。
・コバ
コバのはがれはまったくありません。
さすがLAST CROPS(ラストクロップス)。
コバみがきが付属していましたが、9年たっても出番なし。
・コイン室の内側
コイン室はかなり汚れてきました。
コインケースの宿命です…
汚れ落としクリーナーを使っても、すこし汚れが落ちる程度。
銀面だったら汚れは落ちるかと思っていましたが、コインの汚れの方が強いようです。
・銀面(ぎんめん)…革の表側。動物の体の表面で、比較的平ら。
・床面(とこめん)…革の裏側。繊維質で毛羽立っている。
WILDSWANSのTONGUE(当時)の内側はすべて床面。
床面の汚れを取るのは困難と思い、銀面を使ったLAST CROPSのTONGUEを購入しました。
しかしこの写真を見ると、銀面でもコイン室の汚れはどうしようもないですね。
・ばねホック
サビはあまり出ていません。
ばねホックが摩耗して緩くなってきたので、一回限りの裏技・ダボ回しをしました。
※ダボをラジペン等で90°回転し、摩耗した部分をずらして使う。
一時的な対策なので、しばらくするとまた緩くなります。
その場合はばねホックを新しく取り換える必要があります。
まとめ
LAST CROPS(ラストクロップス)のコインケース、TONGUEを9年ほど使用しました。
財布としての機能が失われるような劣化はなく、まだまだ使えそうです。
やはり頑丈な財布は最高です。
<経年変化ポイント>
・あめ色の表面
・表面のテカリ
<劣化ポイント>
・コイン室内側の汚れ
・ばねホックのゆるみ