ラクティス(DBA-NSP120)のバッテリー交換
ラクティスのバッテリーがあがってしまったので、バッテリー交換をしました。
ちょっとした工具があればかんたんにできます。
自分でバッテリー交換するメリットとデメリットは下記。
【メリット】
・バッテリーを自分で選べる
・ネットやホームセンターで安いバッテリーを買える
【デメリット】
・交換したバッテリーの廃却が面倒
バッテリーは自治体では回収してくれません。
バッテリーを購入した店に回収してもらうか、お金を払ってガソリンスタンドなどに引き取ってもらう必要があります。
バッテリー選択
もともとラクティスに使われていたバッテリーは50B24L。
今回は、評判のよいパナソニックのカオスバッテリー(80B24L)を選択。
すこし過剰性能ですが、お値段1万円くらいで安かったのでこれにしました。
(有料の回収サービス付き)
ラクティスは充電制御対応バッテリーを選ぶ必要があります。
※充電制御:こまめに充電ON、OFFを切り替えて燃費向上を図るもの
バッテリー交換手順
1.ボンネットを開ける
運転席にあるボンネットオープナーを引くと、ボンネットがすこし開きます。
ボンネットの隙間から指を入れて、レバーを上に引きながらボンネットを持ち上げます。
(レバーは車種によって上に引くタイプと横に押すタイプがある。トヨタは上に上げるタイプが多い)
ボンネットを持ち上げながら、ボンネットを支えるステーの先端をボンネット裏の穴に差し込みます。
ラクティスの場合、ステーはバッテリーの上にあります。
2.バッテリーを外す
さぁ、バッテリーを外していきます。
まずはマイナス側を外します。
プラス側はカバーがついているのでわかりやすいですね。
ちなみに、マイナス側を先に外す理由は、短絡による感電を防止するためです。
車のボディとバッテリーのマイナス端子はつながっているので、プラス端子に工具をかけ、工具がボディの金属部に触れると短絡電流が流れてスパークしてしまいます。
先にマイナス端子を外しておけば、回路がつながらないため安全です。
また、バッテリーを外すときは、メモリーバックアップという機器があると便利です。
バッテリーを外した状態でも車に電気を送ることができるため、データのリセットを防ぐことができます。
今回、私はリセットは気にせずバッテリー交換しました。
10mmのナットを反時計回りにゆるめます。
マイナス側はカバーがないのでサビていますが、問題なくゆるめられました。
ラチェット機構のあるレンチやソケットがあると素早く作業できます。
ナットをゆるめたら、バッテリーにつながっている部品を上に引っぱって外します。
(外れにくいときは、マイナスドライバーで金具を広げながら上に引っぱります)
続いてプラス側を外します。
カバーを上に上げたら、マイナス側とおなじように10mmのナットをゆるめて、上に引っぱります。
外れました。
続いて、バッテリーを固定している部品を外します。
固定している部品の、写真下側のナット(10mm)をゆるめます。
バッテリー下の部品にフックで引っかかっているだけなので、ゆるめれば取れます。
固定している部品の、写真上側のナット(10mm)を外します。
バッテリーの固定部品が外れました。
バッテリーを取り出します。
重いので腰を痛めないよう注意。
バッテリーを置く台にはホコリがたまっていたので軽く拭きました。
3.新しいバッテリーを設置する
カオスバッテリーを台の上に置きます。
ちょっとハデですね…
カオスバッテリーの取っ手を外します。
写真のように取っ手の一部をつまんで、下に押すとバッテリーから取っ手が外れます。
外した取っ手は保管しておけば次回取り外し時に楽だと思います。
(私は捨てましたが)
バッテリー端子の安全キャップを外します。
回すと外れます。
外したキャップは古いバッテリーの端子に付けておくと安全です。
バッテリー取付時は、取り外しと逆で、プラス側を先に取り付けます。
プラス側の端子、マイナス側の端子、バッテリー固定部品を元通りに取り付けていきます。
これで完成!
かんたんです。
試運転
エンジンをかけると見事始動!
メモリーバックアップを使わなかったので、一部のデータがリセットされたと思いますが、大きな問題は起こりませんでした。
気になったのは下記くらい。
・時計がずれた
・純正カーナビの初期パスワード入力を求められた
(パスワードを忘れていて、すこし焦りましたが。。
自宅データやナビ履歴は残っていました。)
・数日後にカーナビの音声、TV画面が切れる現象あり
オルタネータの故障かとディーラーに駆け込みましたが、特に異常なし。
現象が再現しないので、様子見です。
まとめ
ラクティスのバッテリーがあがってしまい、自分で交換をしました。
使用期間は約4年半です。
自宅だったのですぐ対応できましたが、出先だったら大変でした。
あまり兆候がなく突然だったので、次回はもうすこし早めに交換しようと思います。
交換自体はかんたんで、良い節約になりました。
(ディーラーで交換したら2万円くらいはかかりそう)